オゼンピック（GLP-1注射）

オゼンピックの使い方は、自己注射になります。ご自身で皮下注射を行うため、少し不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、正しい手順で行えば安全に注射できます。

【使用の流れ】

• 注射部位の選択: お腹（お腹のボタンから指2本分以上離れた場所）、太もも、上腕部のいずれかを選びます。
• 注射部位の消毒: アルコール綿などで注射部位を消毒します。
• ペンへの針の取り付け: 新しい注射針を取り付けます。
• 薬液の確認: 薬液が透明で、粒子が混ざっていないことを確認します。
• 空気抜き: 空気を全て排出します。
• 皮膚をつまむ: 注射部位の皮膚をつまみます。
• 注射: 針を皮膚に垂直に刺し、ボタンを押して薬液を注入します。
• 針の取り外し: ボタンを押したまま、針をゆっくり引き抜きます。
• 注射部位の圧迫: 綿で注射部位を軽く押さえます。

• 食事制限が楽: 食欲が抑えられるため、食事制限が比較的楽になります。
• 血糖値の安定: 血糖値が安定するため、体調がよくなりやすくなります。
• 体重減少効果: 食事制限や運動と併用することで、より効果的に体重を減らすことができます。

【主な副作用】

オゼンピックを服用することで、以下のような副作用が起こることがあります。

• 消化器系: 吐き気、下痢、便秘、腹痛、嘔吐など
• その他: 頭痛、疲労感、味覚異常など

これらの副作用は、通常、治療を続けるうちに軽減されることが多いですが、気になる場合は、医師にご相談ください。

【注意点】

• 脱水: 下痢や嘔吐がひどい場合は、脱水になる可能性があります。こまめに水分補給を行いましょう。
• 低血糖: 他の糖尿病薬と併用する場合や、食事量が大幅に減った場合、低血糖が起こる可能性があります。血糖値をこまめにチェックし、低血糖の症状が出た場合は、速やかに対応しましょう。
• 急性膵炎: 非常にまれなケースですが、急性膵炎を起こす可能性があります。激しい腹痛や嘔吐などの症状が出た場合は、すぐに医師に相談してください。
• 甲状腺腫: 甲状腺が腫れることがあります。
• 腎機能障害: 腎機能が低下する可能性があります。
• 網膜症: 網膜症が悪化する可能性があります。