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概要:GLP-1注射 マンジャロ(2.5, 5, 7.5, 10, 15mg )
マンジャロ(Mounjaro, 一般名: チルゼパチド, Tirzepatide)は、2型糖尿病の治療薬として開発された週1回注射の薬です。GLP-1受容体とGIP受容体の両方を刺激する「デュアルGIP/GLP-1受容体作動薬」で、血糖コントロールだけでなく、体重減少効果も期待されています。
服用方法
- 週に1回、注射してください
- 注射を忘れてしまった場合、次の注射まで3日(72時間)以上ある場合は、すぐに注射し、その後はあらかじめ定めた曜日に注射してください
- 次の注射まで3日(72時間)未満の場合は、忘れた分はとばして、次の曜日に注射してください
- 投与を忘れた際、一度に2回分投与は避けてください
- 週 1 回 2.5mg/本 から開始し、4 週間使用した後、週 1 回 5mg /本に増量可能です
※医師から血液検査を指示された方は、指示に従ってください
注射の手順
- 準備:空打ち: 注射器を常温に戻し、異常がないか確認します。手を洗い、アルコール消毒を行います。
- 注射部位の選択:腹部、大腿部(太もも)、上腕のいずれかに皮下注射します。毎回注射部位を変えることで、皮膚への負担を減らします。
- 注射:皮下注射。皮膚の下に針を挿入し、薬液をゆっくりと注入します。血管内への注射ではないことに注意してください。
- 注射後:針を抜き、軽く押さえる。揉まないよう注意してください。
- 後処理:針の処理について使用後の針は再利用せず、適切に廃棄してください。一般ごみとして捨てず、医療廃棄物として処理する必要があります。
保管方法
次の食事前に気づいた場合でも、その日は飲まないでください。
- 未使用のペン:2~8℃で冷蔵保存してください。凍結は避けてください。
- 使用前:常温(25℃以下)で最大4週間保管可能です。
- なお、直射日光や高温を避けるようにしてください。
注意事項
- 妊娠中・妊活中・授乳中・産後3ヶ月以内の方は服用しないでください。
- 他のお薬を使用されている方は医師にご相談ください。
- 他の医療機関を受診する際は、服用していることを申し出てください。
※医薬品の販売業の許可を受けていない一般の方がフリマアプリ等で医薬品を販売した場合、薬機法24条1項に違反する可能性があります。このような行為は必ず控えてください
注射方法と安全管理について
マンジャロを使う際は、正しい注射方法をしっかり理解することが大切です。また、低血糖が起こったときの対処法や、使用済みの注射器・針の安全な処理方法についても学んでおきましょう。不安がある場合は、医師や薬剤師に相談してください。
主な副作用
特にご注意いただきたい重大な副作用と、それぞれの主な自覚症状を記載しました。副作用であれば、それぞれの重大な副作用ごとに記載した主な自覚症状のうち、いくつかの症状が同じような時期にあらわれることが一般的です。
このような場合には、ただちに医師または薬剤師に相談してください。
重大な副作用
- 低血糖:お腹がすく、冷汗が出る、血の気が引く、疲れやすい、手足のふるえ、けいれん、意識の低下
- 急性膵炎:吐き気、嘔吐、激しい上腹部の痛み、背中の痛み、お腹にあざができる、お腹が張る
- 胆嚢炎:発熱、寒気、白目が黄色くなる、右上腹部の強い痛み、吐き気、嘔吐
- 胆管炎:発熱、白目が黄色くなる、右上腹部痛、皮膚が黄色くなる
- 胆汁うっ滞性黄疸:白目が黄色くなる、皮膚が黄色くなる、尿の色が濃くなる、体がかゆくなる
以上の自覚症状を、副作用のあらわれる部位別に並び替えると次のとおりです。これらの症状に気づいたら、重大な副作用ごとの表をご覧ください。
- 全身:冷汗が出る、疲れやすい、けいれん、発熱、寒気、体がかゆくなる
- 頭部:意識の低下
- 顔面:血の気が引く
- 眼:白目が黄色くなる
- 口や喉:吐き気、嘔吐
- 腹部:お腹がすく、激しい上腹部の痛み、お腹が張る、右上腹部の強い痛み、右上腹部痛
- 背中:背中の痛み
- 手・足:手足の震え
- 皮膚:お腹にあざができる、皮膚が黄色くなる
- 尿:尿の色が濃くなる
お問い合わせ先
Auravita(オーラヴィータ)オンライン診療サービス
HP:https://auravita.e-care.clinic/pages/contact
お薬の服用法や副作用についてご相談がある場合、提携クリニックの医師にお繋ぎしますので、お気軽にお申し付けください